お灸をするときのツボの取り方です。
お灸をすえる時の姿勢や身体各部の順序としては、まずあおむけになって腹部、腰部、つぎにうつぶせになって腰部、つぎに座って背部に、以下、手、足にすえて最後に頭部にすえる順序となります。以上の順序、姿勢で行うのが原則ですが、都合で姿勢がとれないときは、楽な姿勢ですえても問題はありません。しかし、最初にすえたのと同じ姿勢でやることが重要なのです。姿勢を変えてしまうと最初のツボの場所が大きくずれてしまうため効果が違ってきてしまうのです。
背中のツボは、背骨の数え方を知らないととることができません。
首を前に曲げると、首の付け根に2つの高く出る骨があります。この上の骨が第7頸椎、下の骨が第1胸椎です。また第7胸椎は、左右の肩甲骨の下端を結ぶ線にあたります。頸椎、胸椎がわかりにくい時には、首を振って動いた方が頸椎となります。腰椎を数えるときには、左右の腰骨の上端と正中線上を結ぶ線が第4腰椎です。これを目安にとっていきます。
大椎というツボは、第7頸椎と第1胸椎の間のくぼんだ点となります。